こんにちは!
ヴィーガンの人がよく言われる言葉の1つとして「押し付けるな!」があります。
あなたもきっと一度は耳にしたことがあるはずです。
何を隠そう僕がヴィーガンになりたての頃は周りによく言われたのだから、、、
僕自身は押し付ける気なんて全く無いんだけど、
「1人でも多くの人がヴィーガンを理解すればきっと辛い現状を変えられるはず!」
「きちんと説明すれば、みんなヴィーガンになってくれるはず!」
そんなことを胸に、必死になりながら情報を発信していましたねぇ。
結局、誰一人としてヴィーガンになってくれる人はいませんでした笑
あなたもこんなことに悩んでいませんか?
「ヴィーガンになったけど周りの人に理解してもらえない」
「一生懸命説明しても誰もヴィーガンになってくれない」
「もっと多くの人にヴィーガンになってもらいたい」
「頑張ってるのに全く理解されない、、、辛い」
この記事は、このような悩みを抱えたヴィーガンのあなたに向けて書いています。
最後まで読んでいただけると心がスッと軽くなり、生き方や考え方が変わりますよ^^
人に期待すると人生が辛くなる
タイトルにもあるのですが、「人に期待しない」この言葉を聞くと、
「人に期待しないだなんてなんだか冷たいこと言ってるなぁ」
と感じるかもしれません。
実際に僕もそう思っていましたし、周りの人達からもそう言われます。
言葉だけを聞くとそう感じるのも仕方有りませんね。しかし、実はこれ逆なんです!
人に期待しないということはとても優しくて、自分も周りの人も幸せになれる。そんな魔法のような生き方・考え方なんです。
「人に期待しない」とは
そもそも人に期待するとはどのようなことなのか?
冒頭にあった僕の過去の話が良い例です。
「きちんと説明すれば、みんなヴィーガンになってくれるはず!」
僕の中には「ヴィーガンについて理解できれば人は変わるだろう」という考えのもとに相手に説明していました。これが相手に対する「期待」なんです。
要は「人への押し付け」ですね!
「説明したんだから変わってくれるよね?」みたいな
僕自身は押し付けている感覚はなかったのですが、相手が変わるだろうという期待は確実に持っていました。完全に価値観の押し付けをして変化を期待していたんですよねぇ、、、反省です。
「人に期待しない」というのは、この「人への押し付け」をしないということなんです。
期待することをやめる考え方
では、どうしたら人に期待しない、押し付けないようになれるのか?考え方をお話します。
人を変えることはできない
「人を変えることはできない」
昔働いていた職場のオーナーシェフから頂いた言葉です。
当時の僕はこの言葉をまったく理解できなくて
「え?人は変われると思いますよ?」
「なんかそれ冷たくないですか?」
とオーナーシェフに返してしまいました。
そんな僕にオーナーシェフはこう返しました。
「それは誤解だよ。確かに人は変われるけど、それはあくまで自分自身の話だ。相手ではない。」
「俺らができるのは変わるきっかけを与えるところまで。変わるかどうかは相手の問題だよ。」
ここまで教えてもらったのに当時の僕は理解できなかったです笑
海外にはこんなことわざがあります。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」
水を飲むきっかけは与えられるが、飲むかどうかは馬の問題だということです。
オーナーシェフが言っていたことと同じ意味だと思います。
それから数年後、僕は「人を変えることはできない」ということを理解しました。
ヴィーガンってこういう価値観でこんなにメリットが多いんだよ!と人に話しても、「僕にできるのはココまで!ヴィーガンになるかどうかは相手の問題なんだ!」と自分に言い聞かせるようになりました。
そこから先へは介入しないこと。期待せずにいること。
これがとても大切なのです。
どうするのかは相手の問題
上でも話したとおり、どうするのかは相手の問題です。
なにか問題を見つけた際は一度立ち止まり「これは誰の問題だ?」と冷静に考えましょう。
相手の問題に介入するということはよくあることです。
例えばこんな感じ
これは結構やりがちなことです。
僕も未だにやってしまうことがあります。
これについて僕の体験談を聞いてください。
最近肌荒れが気になるのよね、、、
便秘もひどいし太り気味だし、、、
それヴィーガンになれば解決できるよ!
肉を食べないだけで済むからコスパがいいんだ!
へ~、そうなんだね!ありがとう!
おっ!これはヴィーガンになってくれるんじゃね?
もう一回ヴィーガンの話をすれば
きっと背中を押せるはず!
こんな「期待」を胸に数日が経過。
どう?ヴィーガンやってみた?
いや~、まだやってないんだよねぇ笑
よし!もう一回ヴィーガンの話をして背中を押すぞ!
いや!私はお肉を食べないなんて
考えられないんだよね、、、ごめんね!
どうでしょうか?
完全に友人へ期待を抱き、ヴィーガンを押し付けています。そのうえ友人の問題へ介入してしまった最悪な事例です。
では僕はどうすればよかったのでしょうか?
答えは明確!
「ヴィーガンについての情報を伝えた。僕にできるのはここまでだ!」と自分に言い聞かせる。
友人がヴィーガンになるかどうかは誰の問題なのかを冷静に考える。もちろん友人の問題です。
友人がヴィーガンになるという期待は持たず、友人の問題へ介入しないようにするべきだったのです。
あのとき「ヴィーガンを知ってくれたんだし、まあいっか」と思うことができれば、僕は友人の問題に介入することはなかったんじゃないかなぁ、、、
一長一短にできるようになることではないので、ゆっくりと身につけて行きましょう!
ちなみに僕とこの友人は今でも仲良しです^^
変えられるのは自分自身
相手を変えることはできないのですが、自分自身を変えることはできます。
どういうことかというと
「これが相手の価値観なんだ」と理解し、受け入れるということです。
相手が変わらないことに対して感情的になることがなくなります。
さっきの失敗談で言うと僕が僕自身を変えるためできることはとにかく僕自身を観察することです。
1.友人が変わるかどうかは誰の問題なのか考える
2.友人を変えることは出来ないんだと受け入れる
3.友人の問題に介入していないか自分を観察する
友人が僕の望む行動を取らなかったことを「これが友人の価値観なんだ」と理解し、受け入れる。意地でも友人に行動してもらおうなんて考えないように自分を言い聞かせて観察する。
これの繰り返しなのです。
簡単ではないですが、ひとつずつ意識することで確実に自分自身を変えることができます。
そうすればきっと心が穏やかになり人に対して優しくなることができますよ。
期待すると誰も幸せにできない
人に期待するととんでもない代償が生まれてしまいます。
それは「誰も幸せにできない」ということです。
なんとこれは自分自身も含めて言えることなんです。
相手が自分の期待どおりに変化しなかった場合、だんだんとイライラしてしまいます。
イライラした状態だと人に対して優しくし続けるのは難しくなってくるでしょう。
優しく接することができないと空気が重くなり、相手だけでなく周囲の人まで嫌な気持ちになります。
結果、自分はイライラしてるし関係のない周囲の人にまで負のオーラを蔓延させるので誰も幸せにできないのです。
期待をやめれば心から感謝できる
期待しないようにしていた場合、いざ相手が変化を起こしたときに心から感謝することができます。
なぜなら変化することに期待していないからです。
期待していないのだから、当然期待以上の変化が起こるわけです。
そうなると「え、まじ!?」て感じで驚きと感謝の気持で胸がいっぱいなることでしょう。
見下しているように見えるかも知れませんが違います。
相手が飛びやすいようにハードル(期待)を低くしておくのです。
ハードルが高いと飛びづらいし、コケると痛いじゃないですか笑
自分と他人とを比べない
あなたはきっと努力してきたことでしょう。
努力した結果、あなたは変わることが出来たのでしょう。
「人は変われる!」そう確信しているからこそ人に期待してしまうのではないでしょうか?
これまで話した通り、人は変われるが他人を変えることは出来ません。
あなたが変われたからと言って他人を変える力が備わったわけではないのです。
変われたあなたは素晴らしい!
変われなかったあの人は甘えている!
、、、のではなく伸びしろがある!価値観がそもそも違う!
否定するのではなく、肯定的に捉えましょう。
まとめ
最後にまとめです。
人に期待をしないための考え方は以下の6つ
・人を変えることはできない
あなたにできるのはきっかけを与えるところまで
・どうするのかは相手の問題
目の前の課題は誰の問題なのか冷静に考える
・変えられるのは自分自身
相手を受け入れる心を
・期待すると誰も幸せにできない
期待を持つと大きな代償がある
・期待をやめれば心から感謝できる
誰でも飛べるよう、ハードルは低く
・自分と他人とを比べない
否定的ではなく肯定的に捉える
この6つを意識していけばきっと
人に期待することが今以上に減り、あなたの心はきっと軽くなることでしょう。
応援しています!
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