ヴィーガンが豚肉を食べない５つの理由

僕はヴィーガンになって豚肉を一切食べていません。

これを人に話すと、よく言われることがあります。

 

「なんで食べないの？」

「体壊しちゃうよ？」

「だからそんなに細いんだ！」

「肉食べないと元気出ないでしょ！」

 

などいろいろ言われます。

 

ということで今回は

なぜヴィーガンの僕が豚肉を食べないのかについて

話していこうと思います(^^♪

ヴィーガンの僕が豚肉を食べない５つの理由

ヴィーガンは豚肉を食べません。

理由は人によって違いますが僕は大きく以下の５つです。

• 養豚が環境を破壊している
• 生産効率の悪さ
• 豚の扱いが酷い
• 人への健康被害
• 豚肉の安全性

 

それではこれらについて話していきます。

 

と、その前に

「豚」ってどのようなイメージを持っていますか？

僕が昔抱いていたイメージは太っていて臭い！です。

そのため僕は悪口として「豚」と使っていた過去があります。。。

しかしこのイメージは誤解なんです。完全に悪質な養豚農家のせいです。

養豚場の豚たちは利益のために無理やりブクブク太らされているだけで

本来はとてもきれい好きで運動や遊ぶのが大好きな生き物です。

養豚場が環境を破壊している

豚肉の消費量は年々増加傾向にあります。

ここ2,3年は減少しているようですが、代わりに鶏肉の消費が増えています。

それでも牛肉の消費量よりはるかに多い豚肉は

環境破壊を進めている大きな原因のひとつです。

 

養豚するためには

豚を育てるための養豚場、飼料を作るための畑、

豚肉へと加工する工場などが必要となります。

 

それはもうとんでもなく広い土地を確保しなくてはなりません。

土地を開拓するため、森林伐採が必要です。

世界では今、すごい速さで森林の減少が進んでいます。

その速さは、なんと１分間に東京ドーム２個分もの森林が消えているという計算になるそうです。

伐採後の土地の用途は様々なようですが、その中にはもちろん養豚場も含まれています。

 

養豚場にはたくさんの豚たちが檻の中に敷き詰められており

大量の温室効果ガスを発生させています。

本来、その養豚場には二酸化炭素を酸素に変えてくれるはずだった森林がありました。

人間が肉を食べたいという欲望のせいで温室効果ガスの発生源となってしまったのです。

生産効率の悪さ

豚肉生産は非常に生産効率が悪いのです。

1ｋｇの豚肉を生産するのに必要な飼料の量は

なんと7ｋｇなんです！

 

また、水も大量に必要となりますので

本当に生産効率が悪いです。

 

独立行政法人 農畜産業振興機構の調べによると

日本人1人当たりの豚肉年間消費量は以下の通り。

1960年：わずか1kg

2013年：なんと12kg

53年で豚肉の消費量が12倍になったようです。

12ｋｇもの豚肉を生産するために必要な飼料は

驚愕の84kgです。

12kgの豚肉のために84kgの食べ物が家畜へと流れているのです。

生産性わっる！！

豚の扱い

養豚場での豚の扱いというのは本当にひどいです。

立つか寝転がるかくらいしかできないほどの

狭い檻に入れられたり

多少広い檻があっても、満員電車みたいにぎゅうぎゅうに押し込められています。

そのため豚たちは常に強いストレスにさらされています。あまりに強いストレスから異常行動に走りる豚もいます。

 

口から血が出るほど檻を噛み続けたり

発狂してしまったり

時には共食いを始めてしまうことも珍しくありません。

 

これらが原因で病気になる豚もいます。当然です。

病気になった豚の治療はしません。

なぜなら、お金がかかるから。。。

ひどい養豚農家だと、病気になった豚も出荷しているんじゃないかなぁと勝手な妄想をしてます。
※豚コレラ等は処分しています。
※業界の安全管理はかなり進化しているようです。

 

飼育員への恐怖

養豚場の豚は飼育員に対して恐怖心を抱いている子がいます。

怖さのあまりまったく言うことを聞きません。

仕事なので飼育員は無理やりにでも言うことを聞かせます。

その方法は以下の通りです。

殴る蹴るなどの暴力行為

大きい音を出して威嚇

スタンガンで脅す、痛みを与える

こうしてより強い恐怖心を煽り、無理やり言うことを聞かせます。

 

ほかの豚たちはその瞬間を目撃しています。

暴力を受けた仲間の声を聞いています。

そして更に強い恐怖心を抱き、更に言うことを聞かなくなるという悪循環が生まれ、上記のようなことを繰り返すのです。

 

養豚場からの出荷

養豚場から出荷され食肉へと加工する工場でも同じようにストレスを与えられています。

 

気絶するまでスタンガンを何度も当てる

ピストルのようなハンマーで頭蓋骨を砕く

 

この工程を踏むことで、豚を気絶させます。

豚が少しでも苦しまないようにするために必要な工程です。

 

しかし、その後の作業中に意識が戻ってしまう豚がいます。

もがき苦しんでいる豚も少なくはないです。

せめて安楽○させてやれればいいのですが

お金がかかるため、やりません。

養豚には愛などありません。

養豚業からすれば彼らは利益を得るための道具、商品にしか見えていないのかもしれません。

子豚の扱い

子豚は生まれて2,3か月くらいは母豚と一緒に過ごします。

 

2,3ヶ月後、ある程度育った子豚はあることをされます。

それは、、、

歯、尻尾、陰部を麻酔無しで切断します。

養豚場によっては耳も切り落とすんだとか。

 

これは上記で話した、檻を噛んだり共食いを防ぐためです。

もう生まれた時から生き地獄なんですよ( ；∀；)

母豚から離れた檻に移され、全身に走る激痛に耐え続ける子豚は

ストレスのあまり早くも兄弟同士で傷つけ合いをします。

人への健康被害

豚肉を食べることによる健康被害があります。

医学的に健康に良いかどうかで分類した5つのグループがあります。

 

豚肉はその中でも

信頼できる研究で健康に悪いということが複数報告されているグループに分類されています。

食べすぎることで、脳卒中や心筋梗塞やがんになるリスクが高まってしまします。

健康を少しでも意識している方は、気をつけなくてはいけませんね。

豚肉の安全性

豚肉は本当に安全なのでしょうか？

豚は「豚コレラ」や「豚マイコプラズマ肺炎」という厄介な病気にかかります。

これらは養豚場にとても大きな損失を出してしまいます。

日ごろからとても運動不足な豚たちは

利益のために無理やり太らされていて、

体は常に異常な状態で病気になりやすい体です。

そのため、日ごろから予防に力を入れており

豚に直接消毒液を吹きかけたり抗生物質や成長ホルモン、

ビタミン不足になってしまうのでサプリメントをエサに混ぜて食べさせています。

嫌な言い方をすると、養豚場の豚たちは薬まみれなんです。

そんな豚のお肉がほんとうに安全なのだろうか？

僕には疑問でしかありません。

 

ちなみに食肉業界では、安心安全のために衛生・品質管理の徹底がどんどん進化しているそうです。

まとめ

ヴィーガンが豚肉を食べない理由をまとめます。

 

・養豚が環境を破壊している
養豚場が温室効果ガスの発生源になってる

・生産効率の悪さ
12kgの豚肉のために84kgの飼料が必要

・豚の扱いが酷い
利益のために、愛のない行いを受けている

・人への健康被害
医学的に健康に悪いと報告がある

・豚肉の安全性
豚は常に薬づけになっている

 

ここまで読んでいただきありがとうございます(^^♪

ひたすら「養豚は悪だ！」というような話をしてきましたが

 

すべての養豚がそうというわけではないです！

 

豚に酷い扱いを受けている状況は今も昔も変わらず多いです。

しかし、一部の愛ある農家さんたちは違います。

豚たちにストレスがないよう配慮しています。

豚が動物らしい姿でいられるようにと様々な工夫や努力をしている方たちがいます。

豚たちにすごく懐かれている方もいます。

ヴィーガンである僕は畜産業がなくなってほしいとは思いますが

現実的には無理だと思っています。

せめて悪質な養豚農家が減り、愛ある方たちが増えてほしいものですね。